ご挨拶
皆さまには、平素より格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
弊社は戦後間もない1949年4月に、広島県呉市で岡本商店として事業を始めました。 呉日酸株式会社(旧呉酸素株式会社、2001年に合併)は、1944年より阿賀町冠崎にて、海軍工廠水雷部向けに酸圧機を設置し、 酸素供給を行っていました(回天二型の製造も行っていたとされています)。 単なる漁村だった村が、1886年以降、海軍の街として、国防の重要拠点として発展してきました。 現在の弊社本社の社屋も、明治30年代にできた煉瓦造りの海軍工廠電気部の建物です。 社屋からは潜水艦や護衛艦も見えるほど、海上自衛隊に近い場所を拠点に活動しています。
戦後は、造船をはじめとする呉に集まった最先端の技術を活かし、鉄鋼、造船、ボイラー産業などで企業が世界を相手に戦ってきました。 弊社は、それらの製造業に、各種高圧ガスをはじめ、ガス切断機、溶接機、溶接材料、安全保護具、消防設備、工業薬品などの販売を行ってきました。
広島県、岡山県、山口県に続き、フィリピン共和国には、駐在事務所を置き、東南アジアを中心に事業展開しております。 最近では、環境事業部を発足、リサイクル工場を新たに建設し、社会とお客様の信頼に応える技術・サービスの提供に努めています。
しかし今、私たちが目指しているのは、単なる事業の拡大ではありません。 異なる背景・価値観・専門性を持った人々が出会い、刺激し合い、まるで化学反応のように想像を超える価値を生み出す場所を創ることです。 これは、創業以来、弊社が大切にしてきた考えの一つでもあります。
人と人が集まれば、当然、波長の合わない相手と出会うこともあります。 一緒に仕事をすれば、時には意見がぶつかることもあるでしょう。 しかし、そういう中で人としての人間力を養うことも、大切にしています。
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違いは、ズレではない。 違いは、可能性だ。 そして、違いが響き合えば、大きな声になる。 _____________
私たちは、その一人ひとりの声が響き合い、誰にも真似できない力を生み出すことを信じています。 それは、決して自己主張を貫くという意味ではなく、節度や配慮を持って調和が取れる能力も養わなければならないということです。
一人ひとりが自らの価値を見出し、挑戦と自己実現を重ねながら、会社と社会とともに成長していける、 そんな企業文化と機会を、私たちは全力で作っていきます。
歴史を大切にし、未来を見据えながら、人の可能性を信じて歩み続ける企業として、 今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 |
代表取締役社長 岡本卓也 |
社 訓 | ||
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President’s Message (English Version)